液晶パネルとLSI一体化・シャープや松下など
シャープや松下電器産業、日立製作所などは共同で、携帯電話の主要な部品である液晶パネルと大規模集積回路(LSI)を一体化する技術を開発した。紙のように薄い携帯電話など中小型の情報端末の実現につながる。中小型液晶は海外メーカーとの価格競争が激化しており、国内勢は高度な情報処理機能を持つ液晶製品として差別化を図る。5年後の実用化を目指す。
新技術はシャープや松下のほか、日立製作所子会社の日立ディスプレイズ、東芝、NEC、大日本印刷、島津製作所が共同出資する液晶先端技術開発センター(横浜市)が開発した。東北大学や大阪大学などの協力も得た。 (16:00)